『ゴルフ人生のターニングポイントとなった日光CC』
プロゴルファー 深堀 圭一郎
日光CCは、2003年に開催された第68回日本オープンゴルフ選手権で優勝した、大変思い出深いコースです。
先日、久しぶりにこちらでプレーさせていただきましたが、こんなにグリーンが難しかったかな、あのときは何であんなにパットが入ったのかな、とか、改めてコースの素晴らしさと難しさを感じながらラウンドしました。
日光CCでの日本オープンゴルフ選手権で優勝したことは、私のゴルフ人生の中で大きなターニングポイントとなりました。
あの優勝で、それまで見えなかった世界が目の前に広がり、周りからの見られ方も変わり、それまでの私の歩みを評価していただきました。日本タイトルの大きさを実感した大会です。
今年7月、その日本タイトルを冠する、第88回日本プロゴルフ選手権大会が日光CCで開催されます。
日光CCでは、ただ大きいボールを打って攻めるだけではなく、フェアウェイの芝質や、グリーンの形状を頭に入れて、常に考えながら自分のショットをコントロールしていくことが求められます。
このようなコースで日本プロゴルフ選手権が開催されることを、私も含めて選手は皆楽しみにしていますし、歴史ある日本タイトルの大会を開催するにふさわしいコースであると思っています。
日本プロゴルフ選手権や日本オープンゴルフ選手権は、あのコースで開かれた試合ではとか、何年にあの選手があのホールで打ったあのショット、というふうに、歴史的なショットが語り継がれ、受け継がれていくものです。
そして、それが開催クラブの歴史と伝統に深みを加えてくれるものだと思います。
私も、ここ日光CCで開催される日本プロゴルフ選手権で、皆様の印象に残るショットを目指してプレーしますので、ぜひ楽しみにお待ちください。
(令和2年1月13日)